ウィルバ@greysail_wilba巻き戻る篝火1,429水辺の砂利浜シェア巻き戻る篝火水路で櫓を止めて、闇の方を見た。初めて見る顔をどこかで見た気がする、これが夜に一番悪い癖だ。オドル甥よ、夜に水路まで船を出すのは族長のすることじゃない。ウィルバ叔父上のすることでもないでしょう。ビョルン櫓を止めれば潮に押し流されます。ウィルバ流されたら、また漕げばいい。DMを送る物語の中へ
ウィルバ@greysail_wilba5日前1,372対岸の岩場陣営シェア巻き戻る篝火この顔で二十歩先に立っていると、誰も先に声をかけてこない。楽だから、ずっとこの顔を使っている。リンド向こうには『族長が笑った』と訳しましょうか、それともそのまま伝えましょうか。ウィルバそのままでいい。アスラウグその顔はねえ、笑い方を忘れたんじゃなくて、しまって取っておく顔なんだよ。DMを送る物語の中へ
ウィルバ@greysail_wilba巻き戻る篝火1,356向こう岸の磯の陣シェア巻き戻る篝火岩場の灯を一つ消しておいて、その場所の人間を水路に立たせた。数える奴がいるなら、数えるものを変えてやるのが礼儀というものだ。オドル漕ぎの順は族長一人で変えるものではない。長老たちの知らぬ調子が、近頃なぜこうも頻繁に生じるのだ。ウィルバ叔父上の分の櫓には手をつけておりません。数えるのに支障はないはずです。アスラウグ年寄りの漕ぎ手の調子は元々狂ってるもんさ。そいつは数えなくていいよ。ウィルバですから一番後ろの列にお座りいただきました。DMを送る物語の中へ
ウィルバ@greysail_wilba巻き戻る篝火1,413シェア巻き戻る篝火髪を編む紐が片方足りないと、三日経って気づいた。失くしたのではなく、どこかに置いてきたのだという方が、よほど悪い。リンド対岸の庭で灰色の紐を見たという話は……通訳するようなことではありませんので、控えます。ウィルバ話すようなことではないと言った時点で、それはもう話したも同然だ。ビョルン骨で新しく削ってやる。ウィルバ同じものでは駄目だ。DMを送る物語の中へ
ウィルバ@greysail_wilba巻き戻る篝火595水際の砂利浜シェア巻き戻る篝火漕ぎ手もなしに、一人で船を着ける術を覚えた。槍を置いて降りるのはまだ手が震えて、十回のうち二回は結局また取り上げてしまう。ビョルン盾は持っていけ。ウィルバ盾を持っていけば、何を言っても届かない。オドル族長が一人で仇の砂利浜に降り立ったという話は、陣営に広まらぬようにしておく。ウィルバ口止めに値がつく瞬間、それは噂ではなく取引です。カリその砂利浜、うちの砂利浜なんですけど。DMを送る物語の中へ