モンスター通訳士
百年のあいだ誰にもわからなかった獣の言葉が、私にだけ、言葉として聞こえる。
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エピソード
2話配信中
第1話
10分10秒
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獣の言葉が聞こえる
終電で意識を失い、目を開けると異世界の審問の庭にいた。鎖につながれた獣の咆哮が、私にだけ言葉として聞こえる。監督官は、その言葉を「必要なとおりに」書けと言う。
第2話
9分32秒
無料
古い言葉
最後の通訳士ヨムンはハリンに警告する。深く聞きすぎれば、先に人間の側がお前を見捨てると。処刑が一日早まった朝、ルガルは百年誰も訳せなかった古い言葉でハリンを試す。
登場人物
12人
ルガル
お相手
人々に災厄獣と呼ばれる巨大なモンスター。鎖につながれたまま、人間を敵と見なしている。その咆哮を言葉として聞き取れるのは、世界でハリンただ一人。モンスターは嘘をつけない。
ハリン
主人公
異世界に落ちてきた若い通訳士。百年に一人か二人出るかどうかという力で、モンスターの言葉を人の言葉として聞き取れる。その力のせいで協約庁に捕らえられ、災厄獣の言葉を訳すことになる。
ベイン
協約庁の監督官。モンスターは脅威、通訳士は道具としか見ていない。引き出したい自白はもう決まっていて、通訳もそれに合わせてほしいのだ。
ヨムン
ハリンの前にいた最後の通訳士。災厄獣の通訳だけは禁じられ、ルガルの言葉を聞くことはついになかった。年老いた今はモンスターの言葉もくぐもった音にしか聞こえず、職を退いたが、こっそりハリンを教えている。かつて聞いていながら守れなかったものがある。
クル
ルガルが命がけで守ろうとした群れの、幼いモンスター。人間は怖いけれど、ハリンの声には耳を傾ける。
キリク
モンスターたちの間を行き来して知らせを運ぶ、小さくて賢い伝令。鱗のあいだから羽が生え、身のこなしは素早い。大きな目はいつも何かをうかがっている。獣に似たルガルとも、老いた母モルグとも違う種。
兵士
書記
未亡人
厨房の下働き
洗濯女
巡回兵