


第2話角度がちがうじゃん!12分13秒
列がすっかりはけるまで、ピンクのポケベルを手のひらにのせて立ってた。液晶は、ずっと暗いままだった。
日付が変わったら、問題がもうひとつ増えた。この体の持ち主、ルカの家がどこか、私、知らない。……そこでやっと、本気で怖くなった。この時代には、私の帰れる場所なんて一か所もなかったから。
コンドウまた来たのかい、学生さん。アマミヤ・ルカ。こんな夜中に。
アマミヤ・ルカあの……家が、わからないんです。笑えますよね?
コンドウ笑うことでもないさ。そこの長椅子で寝な。隅の機械には触るんじゃないよ。
アマミヤ・ルカあの機械の横のシール、ふちの銀色の星が光ってますよね?ほかの機械のにはなかったのに。
コンドウさあねえ。古い機械には、どれもいわくがあるもんさ。ほれ、…